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曽根建具センター

福知山市字篠尾979−9

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住宅リフォームについて

住宅リフォームという言い方は日本だけ英語圏ではリノベーション

まず日本ではリフォームという言葉の方が定着していますが外国でリフォームと言っても通じません。テレビでは2010年辺り以降からリノベーションという言葉を使い始めたので最近は耳にします。

住宅リフォームはとにかくわかりづらい

一体誰に相談すればいいの？

住宅のリフォームは範囲が様々、内容も様々、やる事も様々という事で簡単な概算も出ません。
それが住宅の改築をする時に最も悩む部分では無いでしょうか。

特に大規模なリフォームでは施工場所も様々ですし、施主のイメージも様々なので、本来それらをきちんとまとめ上げる人が重要になります。

最も単純化する計算は
・やりたい事ｘ職人数ｘ職人費用＋材料費＋施工管理費＋諸雑費＋利益

という感じです。

建築でわかりづらいのは、上をふさぐと中が見えなくなるという事です。

下地処理や断熱処理、フローリングの下地処理等、上に材料を貼ると中は分かりません。
本来きちんとした住宅は表よりも見えない部分の処理の方が重要です。
まず何をどうするのか？
という事を明確にする事が重要です。

住宅リフォームの営業経験で感じた事

実は私は以前住宅リフォーム会社の営業をやってました。
その時に感じた面白い逸話に

営業で行った家の自分の声の反響で家の良し悪しがわかる。

という事でした。
良い家は内壁内部にも吸音材や断熱材がきちんと入っている為に声があまり反響しない。
（勿論コンクリート造とかは別ですし、壁材によっては反響するケースもあります。）
思い出深い住宅のケースが幾つかあります。
日本の都市開発は経済の影響をモロに受けます。首都圏をドーナツ型に宅地を大規模開発したケースが時代時代であるのですが、
その中の１ケース。

ある住宅地のケースは柱の上に直接トタンを貼った住宅地が有って、そこに住んでいる人々は冬は寒い、夏は暑い、、地盤は沈下する。。。
というケースです。ほとんど下地が無いケースですね。。。。
ある意味壁剥がして下地からやり直すという手は有ったとしてもその手の住宅は基礎廻りも心配なので上部だけ重くすると地震が怖い。。。この手の家も建て替えた方が。。という事になったりします。

もう一つの逸話として

　大規模開発していた神奈川県の某地域ですが、有る家の真ん中だけ住宅が沈下しているんですね。
真ん中だけ沈下している。え？とその家に聞くと、「ここは昔雑木林だったのよ。宅地開発した時に木を切るでしょ。その木をどうやらここに埋めたらしいのよ」という話。
そんな可哀想な逸話もありました。

　結局、そういったケースの住宅のリフォームとなると下手すれば建て替えた方が安いというケースも起きてきます。では、リフォームをどう成功させるか？についてのお話をしましょう。

リフォームや建築で最も問題になるのは家族調整

　まずリフォームをするにあたって問題になるのが家族の利害関係です。
最初に家族間での調整を行わないと、建築屋さんは決まったは良いけど、担当者の前で大喧嘩という状態になったりします。

　まずどこをどうリフォームするかを決めねばなりません。特に家については女性の話が重要で、奥さんが主導権を握るケースがほとんどです。ご主人は聞き役に廻り、家族が何をしたいのか、どういう生活スタイルなのか、何が必要で何が必要で無いかを抜書きし、どこをどうしたら問題が解決出来るかを十分に話し合いましょう。

　もう一点重要なのは将来計画です。
家族構成は変化します。同居するのか、子供は出ていくのか、
子供が3年後に出ていくのに増築は必要は無い等、将来性を考えどうリフォームするかも重要なポイントです。

どこをリフォームするか家族間の調整が終わったら、さてどこに頼もうか。。。。

知り合いや近い人に大工や工務店の知り合いがいる

　建築屋さん選びで最も多いのが知り合いに頼むという事です。
しかし問題になるのが住宅リフォームは金額がそこそこ大きな金額になるのでやり直しが出来ません。
知り合いに頼むとなかなか言いたいことが言えないという事が起きます。
特に親戚筋や親しい人であればあるほど慎重になるほうが良いでしょう。
もし何かうまくいかない場合には人間関係も壊す可能性があります。

リフォームのレベルを選ぶ

　どこをどう手直しするかで頼む人を選択する方法もあります。
あまりイメージやデザインが必要無い場合、直で大工さんに頼む。

大工さんも職能ですので得手不得手はあります。
中には様々な経験を積んだ多機能工という設備工事やタイル工事等もこなす人もいる。
それらの方々に頼めば、材料代と手間代でやってくれる可能性があります。
ただし、その職能を持っている人を見つけるのは容易ではありません。

　しかし家族を巻き込むような大掛かりなリフォームの場合は先程前述したように、
どこをどうしたいかを明確にする事です。
まずイメージを写真で用意する。どこにどのような棚をどう作るか。。。
それらは予算と合わせ考える必要があります。

結局　リフォームはセンスの問題に。。。

　イメージが伝わってきたでしょうか。

結局、リフォームを成功させるかさせないかはセンスの問題になります。
このセンスというのが厄介で、住宅業界で経験が長いから培われるものではありません。

和風の嗜好の人も入れば洋風の嗜好の人も居る。

天板に無垢の天然木を使いたい人も入れば合板で適当にという人も居る。

その人のデザインや色、材料の知見、職人の知見等をもっとも持ち合わせた人をどう選ぶか
という事になります。

　つまり自分たちが何をしたいかを明確にし、その実現が誰が適切かを考えれば良いのです。

　大工さんは通常、施工監督の言う通りに工事をします。
施工監督は仕様書に沿った仕事を指示
ようはその大元のセンスの良い設計士を選ぶ事です。

　ただし、構造計算とか必要になる場合は職能が別になります。
ただ事業者さんは大きければ良いという訳ではありません。

　昔、マスコミが大騒ぎして大犯罪者に仕立て上げた耐震偽装の姉葉事件ですが東日本大震災ではほぼ問題が無く、問題は他の建物でかなり起きたという事さえあります。

まず沢山の事業者さんから貴方に合う事業者さんを見つけるという事が重要です。

最後、住宅リフォームで重要なのは予算に

　大事なのは結局予算になります。
潤沢に予算をかけられる人はそう居ないでしょうから、やりくりしながらどこにどう予算を配分するか

　まず自分の持ったイメージを元に、実現出来そうな事業者の仕事例を見せてもらう事です。

実際の実例を見ながら果たしてその事業者が実現可能かどうか、担当者や会社の姿勢や、約束を守ってくれるかどうか、色々な部分を検討する必要があります。

　資金が潤沢にありデザインにこだわる場合は設計士さんを頼むが良いです。

　また遠方の事業者さんは諸雑費が高くなります。

きちんとした施工をしてくれた方が良いのか、とにかく安くやりたいのか等で選ぶ基準は変わります。

　一番良いのは近場で信頼出来る所があるのがもっとも良いという事になりますね。

　ちょこっと棚を作るのに態々設計士さんを頼む必要もありません。
その手の仕事は便利屋さんに頼むという方法もあります。
ホームセンターで材料を買い付けてもらうという手です。

　勿論、自分でやるという手もあります。

　こちらの家はガラス細工をやっているブラジル人のデザイナーさんが自分で作った工房です。

窓ガラスは車のガラス。何やらスペインっぽいデザインですね。
諸外国ではリフォームは男の仕事とされていますが、日本では自分で家を立てる人はごくごく一部です。

　様々な要素を組み合わせながら住宅を考えてみてください。
「なびシリーズ」には沢山の事業者情報が出ています。
貴方に合う事業者さんは間違いなく居るでしょう。

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